Fuel oil Basters!

耳元で囁きかけるどんな愛の言葉より

会いに行って抱きしめる事に敵う事などない



31日月曜日　三浦沖タンカー重油漏れ衝突事故で流れ着いたタールや油膜

それらを討伐すべくFlat-4はアクセル全開

桜のトンネルを抜ければ潮の香りが



11時に大潮の干潮を迎える干いた岩棚に南西のうねりが炸裂する



太陽は初夏の如く輝いた　半袖でも暑い



重油を嘗めていた　本当に漂着してるのか？　そう思ってた

でも大好きな岩棚を擁する瓦礫の波打ち際には

至る所にこんなタールの塊がこびりついていた....


  
声なんて誰も掛けなくとも皆繋がってる

今までもこれからも此処を守り続ける先輩達　此処に見せられた人達

地元の海を守りつづける漁師達

皆でタールの塊を拭き取り　真っ黒くなったゴミを拾い集めた

来れない先輩は　重油の対策や処理方法を　皆に発信した





数十分でバスタオルは真っ黒

解った事は重油の漂着はこれで終わりではなくまだ始まりに過ぎないってこと

水深100mにまで沈没した船体から徐々に重油は今も漏れ出している

風向きと潮流とうねりで何処へ向かうかは自然次第

内房の数カ所の港は壊滅的だとも聞いた....



また大きなうねりや大西でいつ漂着するか解らない

出来る人間が　その時出来る事を

この綺麗な岩棚と綺麗な海を　海の恵みを

いつまでも綺麗に子供達の代へと委ねたい







剥き出た岩の上を歩いて沖に向かうと潮が動いて海が目覚める



二段に掘れる独特のロータイド時　全てを読み切ったMaster Okitsuがテイクオフ

パーリングすれば水深80cmに尖ったリーフが待ち受ける...


  
ナライが徐々に緩み　沖のうねりも届き出した


    



peace....