West Swell

7/27th 3:56am...  夏の朝は大気も眠る　風は全くの無風

12号からのバックスウェルが昨夕から反応している


 
夏の朝の眠りについた漁港町

新聞屋のカブのクラッチ音とアクセル音だけが交互に響く

その中に時折　重い水の炸裂音が混ざる


 
沖に着くと同時に東の空が焼け始める

暗いうちは駐車場の真上にあった飛行機雲が岬の先端に移動している



うねりが入る　真西からのうねりはオーバーヘッド

風は完全に無　2本の最近では一番の波に乗れてストークしたあと

1本の大パーリングを経てやっと他の人がやってきた



この人が来る前にいい波乗っておいて良かった

軒並み最高の波は捕らえられてしまうからね


結局4:30に入って11時までサーフしたらしい真性波乗りキチ○イサイボーグ...

Shinbo "COLORS" Wada.



暗いうちに珍しく連絡してきた哲っちゃん

波乗りにかける情熱が誰よりも熱く連日の寝不足にも関わらず

この朝も暗いうちから現れた


Tetsuichi Kurokawa.




とにかく夏の朝が好き

ガラスのような海面　柔らかさを感じる水　何も着ないで軽い身体

そこに2時半には起きているという覚醒滲みたナチュラルHighが重なり

身体の芯が熱く火照る



 
これだよこのアングルを狙ってた

胸肩のうねりが棚に当たって盛り上がりボトムの水を吸い上げる

海藻と水がスーーッと無くなり水深は70cm

ジャッキンアップしたオーバーヘッドの長いウォールが約束される

ドロップに成功すればね....



この光でこの笑顔　そしてこのボードをよく見たほうがいい

37年前に初期ライダーとして乗っていたモデルが時を経て鴇に帰って来た

Shaped by Hyodo / OceanGlide Surfboards 5'6 Tokita Twin



調子めちゃくちゃいいみたい　テイクオフも激早　

独特の板自身の重みを活かし奥からドロップしそのまま特攻かける

37年の時を経て元ライダーの元にオリジナルモデルが帰ってくる

波乗りの持つ哲学的な何かと熱いものを感じた


これ殆ど見えてないけど奥に親父が映ってる

思ったよりリップが飛んで隠れてしまった　

もう少しうまく撮れてれば歴史的な一枚だったに違いない

反省と後悔....

Kazuyuki Tokita.













Pitmania.



Hiroel Tudor.



Under water.



Chika Shibata.


  
Mitsuyuki Shibata.


 
13号の卵あったのに雲散っちゃったみたい

当分ちいさな東うねりが届く程度となりそう

でもいいね　溜まった仕事に集中出来る　板のリペアーも

9'のClark Formのブランクスが眠ってるんだった

夏休みの工作に取り掛からねばならない






peace