Lightning Bolt

南岸低気圧通過中の3日未明の某所パーキング


Wax upしながら雷雲が通り過ぎるのを　ただ待った


雨脚は落ち着くどころか強さを増し、結果的には記録的豪雨を観測






雷様のご機嫌が若干落ち着いた4:46am Paddled out





頭くらい？　そう思って車の鍵を閉める途端に1st ピーククローズアウトのSetが入る


猛烈な東北東の風に煽られて牡獅子の鬣のようにリップが舞う


ハードなテイクオフになるだろう　気を引き締める


流れと風をもう一度確かめて　俺は静かに沖へと向かった








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何分漕いだだろうか　思った方向とは逆　ピークに向けた流れに翻弄された


岬先端に向かうおかしな流れに木の葉のように揺られながら


30回近いドルフィンスルーの後　突然Setの波が止みいつものピークにポジショニング　


辺りは明るくなり黒い雲は東の彼方へ消えていった...


ワイドな波を掴むのは容易ではなかった　切れた場所に見つけるのに時間を要した


その時　遠くない空に閃光が走り　数秒後に轟音が響いた


まずい　遠くない　ピークに居た数人で頭を抑えながら一度岸へ


男色御用達の崖の洞窟脇に暫く避難　落ち着いたら再度沖へと向かった　








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波とのリズムは最後まで合わなかった　


狙った波は悉く　テイクオフすると1セクション先が虚しく崩れた


Best setには Shige-san / Ebi-san / Hasegawa-sanの名前が書いてあった


だが完全に夜も明けた6時半過ぎに捕らえた一本は記憶に残った















厚い1stピークからテイクオフ　暫くトリミングすると垂直に切り立った壁が出現


ボトムに降り切るいつものラインではなく　ハイラインを選択


長いセクションを抜けるとコーナーが俺を待ち構えた


厚いテールを沈ませ減速すると波が直ぐ追いついてきた


体を小さく纏め頭を飛ばないリップのすぐ下にセット


気圧の変化を感じ　耳がムンッと詰まった感覚　数m先がグワっとカーブしながら


その小さな出口を閉じようとした　俺は目を瞑って踏ん張りボトムに向かい


カーテンを破って外界へと脱出した.....









Have a nice GW !!!!!!!


peace