Big Wednesday

半信半疑だった　小さな南岸低気圧が発達しながら抜けた9日から10日


凱ちゃんを送り海へ着くと......going offしていた

まるで台風のようなディレクション　大きめはチャンネルでも割れる

15分おきに時折入るSETは全員を飲み込むクリーンナップSET



迷いは無かった　こんな日はSunset Surfboardsしかない

とんでもない厚みを伴う6'3 single fin stinger.    

デカイ日にノーズ近くまでWax upする瞬間が好きだ


沼さんが長いボードに太いリーシュを持ち出している　

そういうコンディション　そういう波ってこと

気を引き締める










10時から13時まで

持てる総てを賭けてSURFした　頭たまにオーバーヘッド

BIG SETは頭半の縦巻き2nd REEFバレルを伴い炸裂

冷たいオフショアが波の面を硬く　テイクオフを遅れさせる

メンバーとリズム、乗れたのは3時間でたった5本





でもそれだけを賭ける価値が　此処にはある....　













慌てて上がりこの日のオフィスでメールチェックし電話対応


そのまま無意識に空腹を満たしに徘徊し着いたのは『めしやっちゃん』


三種盛りにごはん半分　味噌汁が冷えた身体に沁み渡る

選択肢なんて無かった　

メシを食いチェックするとまだまだgoing offしている

こんな日の為に仕事を辞めた　こんな日の為に昨晩徹夜で仕事した

こんな日に一日張り付く為に　全てを調整したんだ







濡れた3mmに再度袖を通すには辛い季節　

そんな時の為に持ち込んだタッパー&ジョン　アドレナリンが寒さを飛ばす

気付けばパドルアウトしていた







15時頃に掴んだミドルサイズ　ビッグで緩いドロップ

横に走るのはもうやめた　真っ直ぐうねりを感じながら滑り降りると

徐々にショルダーが張り始め　長い壁が出現

そのタイミングに合わせつま先側のレールを入れる

全身の力を抜き足裏で波のパワーを感じながらRockする






この瞬間　頭の中は真っ白　

一昨年10月19日の悪夢も　忘年会に参加出来なかった鬱憤も

全てが吹き飛んで頭の中で脳みそが弾けた





次のビッグセットをゲッティング中に真下で喰らい

その次の波を喰らいながらボードが手から離れた刹那

足を引っ張るリーシュの先のボードの重みがフッ......





まさかの200m 寒中水泳　救いはボードがカレントに流される事無く

テトラに吸い込まれる事もなく岸に流れ着いていた事

リーシュは命綱ではない、泳げないなら入るべきではない

とは言っていたものの、久々にしこたま泳いでフラフラで此処を後にした...






一生を賭けてこの地を　この波を愛そう

この夏も凄いドラマが　凄い波が待っているんだろうな








peace