#20 NURI's Memory

もうすぐひと月が経とうとしている朧げな記憶...

Super Typhoonにまで発達した20号も前線の影響と真東に近いうねりの向きで

そこまで覚醒しなかった、というような事は覚えている


しかし今年最後のグランドスウェルかもしれない、と皆鼻息荒く海に張り付いた

俺も確か5日の水曜はいろんな嘘と予定の変更を繰返し

大好きな漁村に一日身を置いた気がする



東進が早過ぎたね、あと見えないけどやっぱり秋雨前線の威力は大きい


最大で頭？　気圧配置だけ見たらダブルオーバーまで上がるかと思ったけど

強烈なナライの風に抑えられてしまいこのサイズに留まった

Futchy Fuchigami.



でもそこは完璧なリーフディレクション

シンさんはいつものように高速セクションのハイラインを駆け抜け

ショルダーで波を爆発させていた

Shin Goto.


Local Fisherman 's drop.

仕事が終わり急いで駆けつけた036sanがベストセットを掴む


そのままディープポジションからリップを背負って天国へのスロープを。

此処を心から愛し守る真のウォーターマン

男気溢れる熱い男だから何かあったら俺は知らないし責任取れないよ

036 Nagai.



  Kazma.


 
Yoshioka_design.






光が足りなかったがきっと素晴らしいショットが残った事だろう

しかしあれから一ヶ月....  

心の均衡を保つ為のアウトプットであるBlogが一回も書けない程忙しいとは

人生最高の脂が乗った繁忙期に差し掛かっているとしか思えない



そういう時なんだろう

行きたい忘年会も殆どキャンセル　夜は暗くなれば凱をピックアップし家に戻る

皆が寝静まったら第二ラウンド再開のゴングだ　











この長いトンネルを抜ければ　何か幸せな事が待っている...

peace

10/14 #19 The Day

14日火曜の未明にかけて日本列島串刺し縦断した19号

勢力の割りに大した事ないのに加熱する過剰台風報道　

なんかおかしいと思う裏には必ず。　それが今の政府のやり方。

俺達が台風ヤバいって騒いでる間に特定秘密保護法が可決

どんどん朝鮮のあの国みたいになっていくね....




朝からすっかり台風一過の快晴　2件の打ち合わせが終わり向かったのが13:30

昨晩から2本のセミガンを積んであった　アクセル全開で峠を滑り降りる

風は昼前から北西/真西/北東と回って安定しない



海に着くと荒れ狂う様相はだいぶ落ち着き　でも10m/h超えのナライ突風で

うねりは煽られ板は落ちず　ドロップは飛沫目潰し間違い無し



一見落ち着いたかに見える海の真ん中に　10分置きに頭半〜ダブルのSETが入る

先に入った2人の先輩も全員喰らうコンディション

手前のチャンネルはもの凄い払い出しの流れが渦を巻いている


 
リビエラは4'-5'のもっとヤバいサバイバルカインド

光も綺麗で落ち着いて見えるけど手前は流れが渦巻いて

テトラに巨大なショアブレイクが炸裂　素直に見学をお勧めするよ


 
15:30まで待って西に陽が傾くタイミングでパドルアウトする

いつもより倍の時間と倍の数のダックダイブを経て沖に着くと

歓迎するかのようにビッグセットが襲来　

しかもセーフティと思い込んでいた場所がインパクトゾーンにシフト

ボムを真下で喰らっていきなりボードも手から離れる始末....



沖割れしないうねりがいつもの棚でパワーを解放　いつもより前に飛ぶリップが

greenroomを形成する　Shigeさんがいつも狙うのはそんな波

そして逃す事は絶対にない　　

Shige Uchida.



Big Inamuraをやりこむこの人にはこの程度のコンディションはイージーなのか

ベストなタイミングで現れ特大SETを沖から乗り込む

Tokushi Akai.



オレンジのウエットの兄貴がビハインドからプルイン

ラインナップに居たのはたった8人　皆凄い波にチャージしてた

俺以外はね。。。




最大は16:20頃にやってきた　このロングボーダーの掴んだダブルオーバー


ドロップすると徐々に底が無くなりバキンと張ったロングウォールが出現する


逃げながら写真撮ってる場合じゃないよJr　行くべきはこういう波だろうが





これを待ってたんじゃないの？　何故乗らない

待ち望んだのではなかったのか？　昨年のデジャヴを？　また繰り返すのか？

一昨年の後悔を？　レイトドロップが怖いのか？

何故もっとインパクトで待たない？　そんなに喰らうのが怖い？

ピークはあと20mは奥だぜJunior　次喰らってリーシュ切れたらどうするJunior

川のようなカレントがお前をテトラに運ぶよJunior

皆お前を浮いてるだけで乗らないブイだと笑ってるぞJunior

Steve Bromのミニガンが泣いてるぞJunior　

いつも波あると居るけど全然乗れてないよねJunior

全然だめじゃんJunior　ヘタレ、いやチンカス以下じゃんJunior　

誰もお前の波乗りなんて認めてないよJunior

Junior......口だけじゃん












陽が暮れる前になんとかショルダーから掴んだ小さめに乗りながら

悔しさと無力感がこみ上げる　玉石巻き上げるショアブレイクに打ち上げられ

岸に足をついた時の安堵感も　悔しさと虚無感が勝って消えた






今一度Surfingに対する姿勢を考え直さないといけない

楽しく仲間と笑顔なSurfing　夜明け前の独りの時間もSurfing

でもね、待ち望んだこんな日に人生を賭して追求したい波の立つ場所で

そんな波が立った時にビシッと決めれる






そんなSurferになりたいんだ







peace....

秋刀魚→崖

12日の日曜　急遽秋刀魚Party 

 



 































peace